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【インドネシア生活記】緊急避難:マカッサルからジャカルタへ──残り3週間の心境と活動を振り返る

こんにちは、ススム(@Susumu_Shimoda_)です。

現在、私はインドネシア・南スラウェシ州マカッサルでJICA海外協力隊として活動していました。しかしここ数日間、全国各地で抗議デモが激化し、マカッサルでも議会棟が放火され死者が出るなど、現場の治安が急速に悪化しました。JICAからの指示を受け、私は緊急的に首都ジャカルタへ退避することになりました。

任期終了まで残り3週間を切った今。ここまで積み重ねてきた日々を振り返りながら、正直な心境を整理しておきたいと思います。

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インドネシア全土で広がる抗議

今回の退避の背景には、インドネシア全土で相次ぐ大規模な抗議活動があります。きっかけは警察による不当な暴力事件や議員特権への国民の怒り。ジャカルタでは女性たちが「ほうき」を掲げ、社会を“掃除する”象徴的な抗議を展開しました。マカッサルでも群衆が議会を取り囲み、放火事件が発生し、死傷者が出ています。

こうした状況を受け、協力隊員の安全確保が最優先され、私自身も現場を離れざるを得ませんでした。

心の揺れ──もっとできたのではないか

ジャカルタへの退避が決まり、急いで荷物のパッキングや部屋の掃除、諸々の解約手続きなどをしました。

私の場合は9月23日に2年間の任期を終えるため、状況が落ち着いたとしても、そのまま帰国日までジャカルタに滞在という決定になりました。

「最後まで現地にいたかった」という気持ちは正直残っています。

というのも、思えば5年半前、当時ミャンマーで協力隊をしていた頃、残りの任期半年というところで、コロナウィルスの影響で急遽、帰国となりました。その頃も急ピッチで荷物をまとめて、選手やお世話になった方々へ挨拶もできずに任地を去りました。これが今でも心残りではあります。

また、今回は、近々大会も控えており、私が指導している跳躍選手の活躍を見届けて活動を終えたいと思っていました。なので、どこか後ろめたさもあります。

一方で、安全と健康があってこそ活動は続けられる。今回の退避は、その原点を思い出させる決断でもありました。

マカッサルでの活動を振り返って

この2年間、私はマカッサルで以下のような取り組みを続けてきました。

  • スポーツ指導:陸上競技を中心に、中高大学生の若手アスリートへ基礎トレーニングや専門競技トレーニング、ケガ予防の指導
  • ウェルネス支援:栄養管理や休養法について、現地の文化に合わせた実践的アドバイス
  • 人的成長支援:自分自身の特徴や課題を把握し、考えて答えを導き出す自主性や思考力

印象的だったのは、練習を通して「跳躍競技が楽しい」と笑顔を見せてくれた選手たちの姿です。設備や道具が限られていても、体ひとつあれば挑戦できるスポーツの力を改めて感じました。

残り3週間でできること

ジャカルタでの残り任期は約3週間。現地に直接戻ることは難しくても、これまでの活動をまとめ、次につなげる時間にしたいと思います。

  • 取り組みを記録し、再現性のあるノウハウとして共有すること
  • インドネシアやミャンマーでの体験を言語化し、語学・スポーツ・海外生活のリアルな知見として残すこと
  • 今後、企業や団体の海外展開支援に活かせるよう、異文化適応の事例を整理すること

これから読者の皆さんへ

このブログやnoteを通じて、私の活動記録や現地のリアルをお伝えしてきました。今後も「海外で挑戦する人」や「現地語学・スポーツに関心がある人」に役立つ情報を発信していきます。

もし企業・団体で 「現地調査・異文化適応・ウェルネスサポート」 などのニーズがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。現場での知見を活かし、実践的なサポートを提供できます。

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