【インドネシア生活記】マカッサルからジャカルタへ：インドネシア都市生活の違いと暮らし方の工夫

こんにちは、ススム(@Susumu_Shimoda_）です。

あなたにとって「生活の豊かさ」とは何でしょうか。便利さやモノの多さでしょうか。それとも、心と体に余裕があることなのでしょうか。私はマカッサルからジャカルタに移動する中で、その答えを考えさせられる体験をしました。大気汚染、ホテル暮らし、都市の混雑――。この記事では、その日々を通して感じたことをお伝えします。

ジャカルタの環境：空気と混雑の現実

まず痛感したのは、大気汚染です。ジャカルタは世界的に見ても空気汚染が深刻な都市の一つで、2025年9月現在もPM2.5レベルが「Moderate（中程度）」から「Unhealthy（健康に有害）」まで日によって変動します。実際に生活していると、外出時に呼吸が重く感じたり、長時間外で過ごすと辛くなる瞬間もあります。

さらに交通渋滞も日常的。移動は常に混雑と隣り合わせで、目的地までの距離が短くても時間がかかります。ホテル滞在中は自炊もできず、外食中心にならざるを得ません。結果的に「生活の選択肢」が制限され、窮屈さを感じる毎日。

コスト比較：マカッサル vs ジャカルタ

生活費についても大きな違いがあります。調査データによると、ジャカルタの生活費はマカッサルに比べて約30〜33%高く、特に住居費と食費の差が目立ちます。

主な比較（2025年時点の目安）

• 家賃：ジャカルタはマカッサルより約40%高い
• 食料品：輸入品を中心に20〜25%高い
• 交通費：渋滞による時間コストが大きい
• 外食：ローカルワルンは安いが、清潔さを考えると中級以上のレストラン利用が増え、支出がかさむ

ホテル暮らしでは自炊ができず、日々の食費が自然と高くなります。マカッサルでの落ち着いた自炊生活と比べると、ジャカルタでは「コストが高い割に満足度が低い」という感覚を覚えました。

ルーティンを守ることで保たれる日常

こうした環境変化の中で支えになったのが、自分のルーティンです。

• 毎日の起床・就寝時間を一定にする
• 毎日運動と瞑想を取り入れる
• 18時間のファスティングを継続する
• スタンディングデスクで作業

特にホテルの部屋やカフェでの作業時間は、生活のリズムを保つための大切な時間になりました。外の環境が変わっても、自分の体と心を整える習慣さえあれば、安定を取り戻すことができる――それを実感しています。

精神的な豊かさとは何か

ジャカルタに来て感じたのは、東京と似たような「物や情報に溢れた生活」でした。しかし、情報が多くても本当の意味での豊かさを感じることは少なく、むしろ心身の余裕のなさを痛感する場面の方が多かったのです。

一方で、マカッサルでは静かでシンプルな暮らしの中にこそ、心が満たされる瞬間がありました。私は改めて「豊かさとは心と体の余裕から生まれるもの」であると確信しました。

次のステージへの準備期間

インドネシアでの生活も残りわずか。ジャカルタでの滞在は快適とは言えませんが、むしろ「次の目標に向けた準備期間」として有効に使っています。

• 帰国後のプランニング
• 学びの整理と発信準備
• 健康状態のリセット
• メンタル面での再調整

制約のある環境だからこそ、逆に「やるべきことに集中できる時間」になったのです。

実践アドバイス：これからジャカルタに滞在する人へ

もしこれからジャカルタで生活する予定があるなら、次のポイントを参考にしてください。

• 空気対策：PM2.5対応マスク、携帯用空気清浄機を持参
• ホテル選び：自炊可能なアパートメント型ホテルや、換気が良い部屋を選ぶ
• 交通手段：渋滞を避けるために「メトロ」や「GoJek」「Grab」アプリを活用
• 健康維持：ルーティンを固定し、屋内でできる運動を取り入れる
• 生活コスト節約：スーパーやローカル市場を利用して出費を抑える

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結びに：生活の豊かさを問い直す

マカッサルとジャカルタ、2つの都市で暮らした経験は、私に「生活の豊かさとは何か」を改めて考えるきっかけを与えてくれました。

都市の便利さやモノの豊富さは確かに魅力的です。しかし本当に大切なのは、自分の体と心に余裕があること。これこそが生活の質を決める最も大きな要素なのだと、ジャカルタでの日々が教えてくれました。

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