こんにちは、ススム(@Susumu_Shimoda_)です。
私は、2023年9月25日よりインドネシアにて生活をしています。
今回は、「KONI(国際スポーツ委員会)」について紹介します。
「JICA海外協力隊に興味のある方」や「海外が好きな方」、「インドネシアで生活予定の方」へ参考になればと思います。
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マカッサルの「KONI(国際スポーツ委員会)」に訪問|スポーツ事情とこれからの展望
私は過去にミャンマーやオーストラリアで生活していた経験もあり、ブログで生活情報を発信しているので、こちら記事もあわせて参考にしてみてください!
インドネシアにはスポーツを管轄する組織が主に2つあります。
スポーツ組織
・Kementerian Pemuda dan Olahraga
・Komite Olahraga Nasional Indonesia
青年スポーツ省が管轄していて、私が配属されている青年スポーツ局(Dinas Kepemudaan dan Olahraga)とインドネシア国際スポーツ委員会(KONI)があります。
今回、私はKONIへ訪問してきました。
マカッサルには「KONI kota Makassar」と「KONI Sulawesi Sulatan」の2箇所があります。
KONI kota Makassarはマカッサル市を管轄しており、KONI Sulawesi Sulatanは南スラウェシ州全体を管轄しております。
私はKONI Sulawesi Sulatanへ訪問し、ここでは、下記のスポーツを管轄しているようです。
KONI Sulawesi Sulatanで副代表をしている「Pak Herman」とマカッサルで陸上コーチ及び大学で教授をしている「Pak Rum」、スタッフとして働いている「Pak Irwan」とお会いしました。
今回は顔合わせで軽く挨拶と雑談をしました。
私は2年間で下記のような施策を出来ればと思い、軽く提案と状況把握をしました。
提案
・日本でのトレーニングキャンプ実施
・スポーツセミナーの実施
日本でのトレーニングキャンプ実施
「日本でのトレーニングキャンプ」なのですが、現在マカッサルでは海外や地方で実施するトレーニングキャンプなどが滅多に実施されていないみたいです。
海外でのトレーニングキャンプをすることによるメリットは下記があると思います。
トレーニングキャンプ
・選手が海外の文化や習慣、雰囲気を経験することで今後のライフプランに関する可能性が広がる
・海外でのトレーニング方法に関するノウハウや現地の選手との交流を通して、知識の幅が広がりモチベーションの向上に繋がる
・地域との関わりを通して、日本の生活や良さ知り、発信することで日本とインドネシアの交友関係の結びつきが強まる
このようなメリットや効果がありますが、トレーニングキャンプを実施するにあたり課題もあります。
課題
・日本でのトレーニング地選定
・選手の滞在費(飛行機・宿泊・食費・諸々費用)
これらをクリアするには「スポンサー」を見つけることが得策だと考えました。
特にスポーツ会社からスポンサーを獲得できれば良いと思いましたが、聞くところによるとマカッサルでのスポーツ企業はなく、小さい小売店しかないとのことです。
そうなると、手段としては下記があります。
スポンサー
①インドネシアでスポンサーを見つける(スポーツ分野に限らず)
②日本の市区町村でスポンサーを見つける
③クラウドファンディング
④JICAの支援をえる
①インドネシアでスポンサーを見つける(スポーツ分野に限らず)
まず、「インドネシアでスポンサーを見つける(スポーツ分野に限らず)」ですが、これからの選手の活躍次第では、可能なのかと思います。
インドネシアでは大会でいい成績を残すとナショナルチームへの加入や海外遠征への機会を得ることが出来ます。なので、優秀な選手に経験を積ませたいという理由で企業と交渉すれば、話にのってくれる可能性はあるかもしれません。
しかし、インドネシアと日本の生活費を比較すると、日本の生活費は圧倒的に高いので、全ての費用をカバーできるくらいの大手企業でなければ難しいのかと思います。
仮に自分を含め2名のコーチと選手5名が1週間滞在すると費用としては大体このくらいかと思います。
費用例
・飛行機代(往復直行便)1名¥100,000~150,000×7名
→¥700,000~1,050,000
・宿泊代(6泊7日)1名¥15,000×7※選手寮
→¥105,000
・食費(1日3食)1名¥3,000×7
→¥21,000
・移動費など1名¥7,000×7
→¥49,000
全体で少なくとも「¥875,000~1,225,000」するのかと思います。
なので、これから様々な繋がりを構築していく中で見つけていきます。
②日本の市区町村でスポンサーを見つける
私は群馬県出身なので、以前、群馬県職員の方とやりとりをしてトレーニングキャンプを実施してみたいとの相談をしたことがあります。
100%不可能ではありませんが、実施にあたりやはり障壁はあるみたいです。
なので日本からのスポンサーを得るには、地元企業と交渉をするか、地元以外のスポーツ企業や団体と交渉次第になると思います。
私が以前ミャンマーで活動している際に、日本の企業と地域が連携してトレーニングキャンプを主催して私の教え子も日本でのキャンプに参加したことがありました。
なので、まずはマカッサルでのスポーツ及び陸上競技の状況とトレーニングキャンプをその地域で実施するメリットを提示する必要があると思います。
これからの活動や交渉では可能なのかと思います。
③クラウドファンディング
こちらの方法はよく利用されるかと思います。
クラウドファンディングとは
クラウドファンディングとは、「インターネットを介して不特定多数の人々から少額ずつ資金を調達する」ことを指しています。
クラウドファンディングにも主に次の種類があります。
クラウドファンディング種類
■購入型クラウドファンディング
起案されたプロジェクトに対して支援者がお金を支援し、支援者はそのリターンとしてモノやサービスを得る仕組み
■寄付型クラウドファンディング
起案されたプロジェクトに対して支援者がお金を寄付をする仕組み
クラウドファンディングの運用期間は起案者がある程度自由に決めることができます。しかし、成功している起案者は「約3-4か月」の期間を設ける為、募集期間自体は平均40日程度ですが、成功に必要な事前準備を含めれば3ヶ月以上は必要になります。
なので、支援者も支援金を出すメリットや盛り上がり具合をみて決めます。
金額次第ですが、やってみる価値はあると思います。
④JICAの支援をえる
JICAの支援体制として現地業務補助費のようなものがあります。
こちらは、活動において現地の配属先で負担するのが難しい活動費用を補助してくれるシステムとなります。しかし、海外でのトレーニングキャンプ実施にかかる費用補助が出来るのかは定かではありません。
なので、1番可能性はないのかと思います。
スポーツセミナーの実施
マカッサルのスポーツに関する状況を見ると、スポーツや栄養学、トレーニング理論、生理学などの知識を高める必要があるのかと感じました。
これは選手だけではなく、指導する立場のコーチに必須です。
最新知識は日に日にアップデートしていきますので、学ぶ姿勢を持ち、学ぶ機会も設けること必要です。
人は年齢を重ねるにつれて学ぶ意欲も減退して、自分の知識や習慣に依存します。
そして、新たな事は受け入れたくなくなります。いわゆるこれが旧式のトレーニング方法に固執した指導法になります。
現在、マカッサルではスポーツセミナーのようなものは滅多に開催されていないようです。
なので、知識を共有する機会をつくれればと思います。
これから2年間でこれらの施策を実現に近づけられればと思います。
以上が今回のブログとなります。
読んで頂きありがとうございます。
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また次回お会いしましょう。
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