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【ミャンマー生活記】ヤンゴンでのスポーツ指導を通して感じた現地の教育事情|陸上・国際協力

アーロウン ミンガラバー (みなさん、こんにちは)

ネーカウンラー? (お元気ですか?)

こんにちは、ススム(@Susumu_Shimoda_)です。

私は2018年10月25日から2020年3月までミャンマーで生活していました。

今回は、「ヤンゴンでのスポーツ指導を通して感じた現地の教育事情」について紹介します。

「国際協力に興味のある方」や「海外が好きな方」、「ミャンマーで生活予定の方」へ参考になればと思います。

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ヤンゴンでのスポーツ指導を通して感じた現地の教育事情|陸上・国際協力

私は2018年10月から2020年3月までミャンマーのヤンゴンにある「Institute of Sports and Physical Education Yangon (ISPE|スポーツ体育研究所ヤンゴン) 」にて陸上競技の指導をしていました。

ミャンマーで人気のスポーツとは

日本の国技は相撲、などといったようにそれぞれの国には代表的なスポーツがあります。

ミャンマーの国技は「ラウェイ」です。

ラウェイとはなに??

世界で最も危険な格闘技といわれるミャンマーの格闘技ラウェイは、頭突きやキックで攻撃できるのが特徴。

手にグローブはつけず、バンテージだけを巻き、素手で戦う。勝敗はKOでしか決まらない。

ムエタイより危険らしいとか。。

それと共にミャンマー国民に親しみのあるスポーツがあります。

それは「チンロン」です。

チンロンは、木でできたケマリの様なものを、手を使わずひたすら蹴る。というルールです。地面に落とした人が負けです。

このチンロンは、簡単な為、年齢、性別を問わず行われており、そこら中でやっています。

こういった伝統的なスポーツ以外のスポーツはどうなのか?

ミャンマーのスポーツ教育と現状

結論から言うとミャンマーには、日本程のスポーツ教育はありません。

正確に言うと、スポーツを推奨している言わばスポーツ学校はありますが、その学校も国内には数ヶ所しかありません。

また、保健•体育の授業の様なものはなく、「部活」としてのスポーツが行われています。

また、他のASEAN諸国に比べても大会などで目立った成績もあまりないみたいです。

なぜ?

その背景には、ミャンマー国内にはスポーツが行えるほどの環境設備やインフラ、教育が整っていないというのが事実です。

日本では義務教育によって、歳頃から学校に通ってそれと同時にスポーツに触れることが出来ます。

例えば「○○習いたい!」と思ったら、

探せばどこにでも習える環境、手段が用意されています。

しかし、ミャンマー場合、早くても12歳頃からスポーツに触れます。

学校自体も少なく、その為の条件もあり、もちろん費用もかかります。

これは早くても、の話なのですが。

日本の子供は、小さい頃から体育の授業がある為、ある程度身体の使い方を知っています。

しかし、ミャンマーの子供は、中学生の時期から見様見真似で一からスポーツをします。

なので、こういった日本の同年代と比べた時の’約6年間分の遅れ’が少なからず競技レベルに表れているのかもしれません。

ミャンマーの体育学校に入るためには

こうした体育学校に入るには、学校が行う選抜試験や細かい条件にクリアする事が必須です。

例えば、「○○歳まで」、「身長○○○cm以上」、「○○m•秒」など。

こういった試験のために、毎年一回、学校関係者が地方に行って、志願者に対して実技試験や簡単な面接を行います。

スカウトみたいな感じですね。

面接では、やってみたいスポーツの希望を聞かれますが、希望通りにならない事の方が多いです。

これも問題の1つなのではないかと思っています。

また、スポーツをしたい、という子供向けにクラブの様な感じで指導して、選抜試験に送り込む、という活動をする方もいます。

もちろん、実業団の様な所に行くには、こういった学校で成績を残したごく一部の選手が行く事が出来ます。

上のステップに行くほど、国が選手達をサポートしてくれます。

しかし、ほとんど子供達はこういった機会にも恵まれず、親の仕事を手伝って暮らしたりなど、教育に触れる事なく過ぎることの方が多いのが現状です。

いかに日本の義務教育が恵まれているかが分かります。

ミャンマーでは、学校で勉強して教育を受けたいけど受けられない人が殆どです。

しかし、日本では当たり前の事、環境なんですよね。。

少しでもこの様な現状が世界では’当たり前’のように直面している

という事を知ってもらえれば幸いです。

スポーツだけに限らず、日本は確かに恵まれています。

しかし、私は今のこのミャンマーという環境の方を好みます。

なぜなら、ミャンマーで思っていた不便利さ不快適さが、段々と便利さ、快適さに変わってきている事に気がつきました。

これは、環境が変わったのではなくて、自分自身の考え方だったり、行動に変化があったからだと思います。

私が昔からずっと思っている事は、

限られた環境、時間の中でも出来る事はたくさんある

という事です。

「○○だから駄目だ」「忙しいから」

などと思う前にまずは考えるようにしてます。

そしたらわりと、解決策はあるもんですよ。

豊かさって何なんだろうなぁ。

私は今の非日常的な生活が好きです。

こういったミャンマーのスポーツ、教育の事情は、まだまだ解決には時間がかかる

と思います。しかし、少しずつ良くなってきていると思います。

少し語って長くなりましたが、こういった意見•背景もあるんだ。

という事を知ってもらえたら嬉しいです。

引き続きこの様なミャンマーの教育•スポーツ事情について書いていければと思います。

以上が今回のブログとなります。

読んで頂きありがとうございます。

それでは、タッター (じゃあね)

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