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ストレスホルモンの「コルチゾール」の効果と影響とは?

こんにちは、ススム(@Susumu_Shimoda_)です。

コルチゾールとは?

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コルチゾールとは

みなさん、「コルチゾール」をご存知でしょうか。

コルチゾールは、副腎皮質から放出される「ステロイドホルモン」の一種です。

主な働きは、「肝臓での糖の新生」「筋肉でのたんぱく質代謝」、「脂肪組織での脂肪の分解」などの「代謝の促進」、「抗炎症」「免疫抑制」などで、生体にとって必須のホルモンです。

例えば、その炎症を抑える働きから、ステロイド系炎症薬として治療にも広く使われています。
過剰なストレスを受け続けると、コルチゾールの分泌が慢性的に高くなり、これがうつ病、不眠症などの精神疾患、生活習慣病などのストレス関連疾患の一因となることから「ストレスホルモン」と呼ばれています。

人間はストレスを感じると、脳の視床下部から下垂体に向かって、CRF(Cortictropin Releasing Factor)というストレスホルモンを分泌します。これに反応して副腎(腎臓の一部)から分泌されるのが、「アドレナリン」と「コルチゾール(糖質コルチコイド)」というホルモンです。

役割

コルチゾールは、体全身の色々な臓器に作用して、ストレスによる脳の機能低下血糖値の低下などを防ぎつつ、免疫力も高めてくれる物質とされている。また、脂肪を分解して代謝を促進したり、筋肉でたんぱく質合成の促進をしてくれます。

しかし、過剰に分泌されれば自律神経のバランスを崩すだけでなく、血圧や血糖値が上がり過ぎてしまい、結果的に免疫力を低下させ、脳の海馬も委縮させてしまいます。

原因・タイミング

■プレゼンや舞台など緊張する場面に立つと、コルチゾールの値は「10〜20分間」の間に「2~3倍」にまで増加します。

■コルチゾールの分泌が最も多い時間帯は「朝」です。そして、夜には少なくなり、身体の一日の活動リズムを整えてくれています。

メリット

体内の主要消炎役であるコルチゾールは、それが体のどこであれ炎症を発見すると「コルチゾン」へと姿を変えて炎症を鎮め、凝りやこわばり、痛みを感じるのを防いでくれます。

最適量のコルチゾールには、「インスリン」の影響を緩和する力もあり、血糖値を激しく上げ下げする事なく一定に保ったまま、脂肪をエネルギーとして使う為の手助けをしてくれます。

デメリット

メタボリックシンドローム (代謝症候群) の背景には、コルチゾール値の上昇があると言われており、血圧の上昇、コレステロール値の上昇、そして改善されなければ近い将来に「2型糖尿病」を引き起こしかねないインスリン抵抗が含まれます。

「コルチゾール」は副腎皮質からでます。

副腎は、左右の腎臓の上部にひとつづつある、とても小さな臓器で、副腎にストレスがかかってしまうと、十分な量のホルモンがつくられなくなってしまいます。

その状態を「副腎疲労」といいます。
もし以下のような症状が長く続いているなら、副腎疲労が疑われます。

副腎疲労

■常に疲労感があり、何をするにも億劫になる
■朝起きれない。また起きた瞬間から疲れを感じる
■寝付きが悪い、睡眠の質が下がり、熟睡できていない
■集中力が低下し、物忘れが激しくなる
■新しいことに取り組もうという意欲が低下する
■風邪を引きやすい

コルチゾール分泌のバランスを整えるには、適度な「有酸素運動」が有効です。

日常的にサイクリングやジョギングなどの有酸素運動をしている人は、ストレスに直面したとき、運動の習慣がない人よりもコルチゾール分泌が少ないという検証結果も出ています。


有酸素運動も、心身に負荷をかけるという意味ではストレスと一緒です。また筋肉を使った運動は、酸素やエネルギーを必要とし、コルチゾール分泌が進んで鼓動が早くなり、血圧も上昇します。

これを繰り返すことで、身体は適度なストレスと、運動終了による分泌コントロールに慣れていきます。そして実際に仕事や人間関係でストレスがかかったときも、コルチゾールを適切に分泌することができ、身体のバランスが維持されるという仕組みになっているのです。

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