
こんにちは、ススム(@Susumu_Shimoda_)です。
今回は、「マカッサルの大学(工学部)及びLPK(送出機関)にて市場調査|日本語学習・就職」について紹介します。
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マカッサルの大学(工学部)及びLPK(送出機関)にて市場調査|日本語学習・就職

私は過去にミャンマーやオーストラリアで生活していた経験もあり、ブログで生活情報を発信しているので、こちらの記事もあわせて参考にしてみてください!
先日、JICAミャンマー時代の友人がマカッサルに訪問してくれました。
友人は日本の人材紹介会社で働いており、ミャンマーにも事業があります。
治安や先日の地震の影響なども考慮して、他の国でも事業の拡大を考えているということもあり、インドネシアでの市場調査をしています。
昨年もマカッサルに訪問しており、私は現地の大学やLPK (送出機関) を訪れて情報交換などの手伝いをしました。
本格的にインドネシア進出を検討しているということで今回もできる限り協力をしました。
今回は主に下記の3カ所を訪問。
訪問場所
・Unhas Gowaキャンパス (工学部)
・LPK Macca (送出機関)
・PNUP Politeknik Negeri Ujung Pandang
私は事前にアポ取りをして日程などを調整しました。
幸いにも大学の教授やLPKのオーナーを知り合いだったのでわりとスムーズに日程調整できました。
Unhas Gowaキャンパス (工学部)
こちらが「Unhas Gowaキャンパス (工学部) 」です。
今回、私は両者を繋ぐための役割だったので基本的に話を聞いていただけなので、全部の話の流れは詳しく把握していませんが、覚えている限りの情報を記載しておきます。
議事録
■Gowaキャンパスの工学部における日本語レベルはどうなのか?
→学習者の中の殆どがJLPT N5 – N4レベル。
■日本へのインターンシップ制度は?
→大学2年まで大学で単位取得が必須で、大学3年になると日本でのインターンシップ制度の活用ができる。日本で1年間働いた後、マカッサルに戻ってきて大学4年を迎える。
大学2年の後半にインターンシップの応募があり、参加者は日本語学習などの訓練を受ける。
なお、参加費は自己負担の割合が多い。
■インターンシップ先はどこが多い?
→九州や中国、四国地方でのインターンシップが多い。
■日本でインターンシップ中はどのような扱いとなるのか?
→インターンシップだが、労働者のように普通に働くケースが多い。お金も貰えるがインターンシップのため通常の賃金よりは低い受け取りとなる。
■インターンシップを終えた後、その企業での就職は可能なのか?また、学生の気持ちは?
→インターンシップをした企業での就職をするケースはかなり少なく、そのシステムが整っていないのが現状。企業がLPKなどを通して紹介してもらうのが流れのよう。
学生自身、インターンシップ先で就職できるのなら就職したいとのこと。
■学生が日本の企業で就職したい場合は?
→企業が開催するジョブフェアを通して仕事を獲得する場合とLPKで学習してから特定技能などで働くケースが多い。そのため、企業側からするとジョブフェアなどを積極的に開催して直接雇用確保の方がコスト的にも良い。
■大学が関連しているLPKは?
→Unhas大学が関連しているLPKはケンダリにある「LPK KIZUNA」。
■大学の卒業時期は?
→入学時期や人数によって卒業時期が異なり、年に4回ほど卒業時期がある。 (2, 4, 7, 9 or 12月)
LPK Macca
続いては「LPK Macca」です。
私はオーナーと仲が良く、時々LPKにお邪魔しています。
昨年、校舎が新しくなり、規模も大きくなりました。
議事録
■生徒の日本語レベルは?
→N5 – N4レベルが殆どで、N3を取るには1年ほどかかる。
Unhasの日本語学部卒業後にLPKに入るケースもあり、そのような生徒は学習が早い。
■クラスの人数は?
→1クラス最大16名
■技人国ビザについては?
→対応している。
■マカッサルのLPKは?
→LPKの協会があり、常に情報交換して連携し合っている。

PNUP Politeknik Negeri Ujung Pandang
最後は「PNUP Politeknik Negeri Ujung Pandang」です。
こちらの大学はマカッサルで1番規模の大きい工学系の大学とも言われています。
こちらの大学では実際に部品の加工や溶接場所などもあり、キャンパスはマカッサルに2カ所あります。
工学関係の実践スキルはこちらの大学がベストですが、日本語レベルに関してはまだまだなようです。
こちらの大学でもインターンシップなどがあるようで、オーストリア・ドイツ・シンガポールが主な渡航先のようです。
高校の言語選択科目では、日本語の他にも最近ではドイツ語が人気のようです。
これらのインターンシップは、国の奨学金プロジェクトの場合もあれば自費で参加することもあるようです。





インドネシアでは日本で就労するために日本語学習をする方が多く、LPKもかなり増えてきました。
レッドオーシャンになりつつ分野ではありますが、アイディア次第ではまだまだチャンスがあります。
以上が今回のブログとなります。
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