アーロウン ミンガラバー (みなさん、こんにちは)
ネーカウンラー? (お元気ですか?)
こんにちは、ススム(@Susumu_Shimoda_)です。
私は2018年10月25日から2020年3月までミャンマーで生活していました。
今回は、「ヤンゴンでデング熱に罹患した実体験と医療事情」について紹介します。
「国際協力に興味のある方」や「海外が好きな方」、「ミャンマーで生活予定の方」へ参考になればと思います。
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ヤンゴンでデング熱に罹患した実体験と医療事情について|防蚊対策・入院費
ミャンマーでは5月から10月の雨季の時期が特に蚊が多く発生します。
あるタイプの蚊に刺されると、デング熱またはマラリアの発症リスクが高くなります。
マラリアとは?
マラリアはハマダラ蚊の唾液に含まれる原虫が、人の血を吸う時に感染して起こる病気です。
感染してから1-2週間の潜伏期間を経て高熱や酷い倦怠感の症状が出始めます。
熱は40℃近くに達し、悪寒や激しい頭痛、嘔吐を伴うこともあります。
マラリアは4種類あって、1度かかったタイプは2度とかかりませんが、次かかったら重症化するリスクが高くなります。これはデング熱も同様です。
マラリアの治療は抗マラリア薬と解熱薬の使用が主です。
デング熱とは?
デング熱はネッタイシマカ、ヒトスジシマカにより、蚊→ヒト→蚊→ヒトのサイクルで伝染します。
感染してから3-14日間の潜伏期間を経て、急な高熱で発症します。しかし、感染しても発症しない事もあります。高熱に続き、頭痛、眼痛、倦怠感、発疹などの症状が出ます。
こちらは抗ウィルス薬がないため、解熱剤や輸液などの対症療法が中心です。
私は、ミャンマーでこちらのデング熱にかかりました。
デング熱に罹患した体験
デング熱に罹患すると、最初に倦怠感があり、発熱します。私の場合は38℃の熱が出ました。
その後も熱が下がらないため、もしかして!?と思い、病院に行きました。
すると、熱は40℃を超えていました。
人生でこんなに熱がでたことありません。 (笑)
血液検査をすると、デング熱に罹患していました。
すぐに入院することに。
入院中は輸液に血小板などの検査を5 – 6日間くらいしました。
デング熱にかかると血小板の数値が激減するので、この値が既定値に戻るまで退院出来ません。
入院中は何も出来なく、1日中ベットに寝たきり生活。
4日目を迎えたあたりから、体に発疹が出てきて私の場合は痒み止めの注射をうっても、夜に眠れないほどでした。これが1番きつかったかもしれません。 (笑)
また、食欲も無くなります。
私の場合は味覚異常で食べたものが全部甘く感じるという現象が起きました。 (笑)
その後、血液検査をして血小板の値が規定値まで戻ったため、6日目で退院。
退院後も2回くらい検査をして、数値の経過観察をしました。
1ヶ月くらいは体の倦怠感があるため、運動も禁止でした。
なので、デング熱に罹患すると実質1ヶ月間何もできない状態が続くので、防蚊対策が必須です。
入院費
私が入院した病院はヤンゴンにある、「Parami General Hospital」という病院です。
医師や看護師は英語を話すことができるので、意思の疎通は問題なく、対応も良かったです。
入院中は1日3食食事も提供されます。
食事の時間になると10代前半くらいの少年たちが部屋に入ってきて、メニューを渡してきてくれます。
私は食欲がないことと倦怠感、味覚異常で食べられるものが限られていました。
唯一食べられたのが”辛ラーメン”です。 (笑)
味覚異常により辛ラーメンは甘く感じました。 (笑)
続いて、入院費ですが、こちらは部屋のタイプによります。
私は途中で部屋を変更したりして、6日間ほどの入院で「約1000ドル」くらいでした。
プラスして検査代で「約450ドル」くらいです。
こちらは保険を適用しないでの金額なので保険はちゃんと加入しておきましょう。
私は共済会に加入していたので、後日申請してお金は戻ってきました。
予防策
防蚊対策はいくつかあります。
防蚊対策
- 長袖、長ズボンの着用
- 虫除けスプレー、蚊取り線香などの使用
- 就寝時には蚊帳を使用
- 十分な睡眠と栄養
- 水溜りや草むらには近づかない
- デング熱患者の近くで蚊に刺されない様にする
ミャンマーは日本ほどの医療技術はまだありませんが、日本人が駐在している病院などもあるため、比較的安心して受診出来ると思います。
大きな病気にかからないためにも日頃から健康に気を付けて、日常生活を送りましょう。
以上が今回のブログとなります。
読んで頂きありがとうございます。
それでは、タッター (じゃあね)
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